【アスリートママ】女性アスリートのサポートいまむかし

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 バレーボールをやっている高1の娘が、最近、「すねが痛い」、「足の甲が痛い」というようになりました。また、水泳と陸上をやっている末っ子は「膝が痛い」というようになりました。

 私も小学校4年生からから大学卒業までの約13年間、スポーツをしてきているので彼女らと同じように、あちこち傷めながら競技生活を送ってきました。ただ、今とあの頃の違う点は「スポーツ医学」、「情報量」、「大人の理解」でしょう。中学生までは、練習中に水を飲んではいけないという指導でしたし、歩けないくらい膝が痛くても、ジャンプするたびに足の甲に激痛が走っても、顧問の先生も親も全く何も言いませんでした。私もまた、成長痛か何かで対処法はないものとただただ我慢して練習に励んでいました。また、突然持久力が落ちてパフォーマンスが低下してしまっても、それが私の力だとみなされて中高時代を過ごしました。

 今の子たちは、あの頃の私たちよりもずっとよい環境です。指導者には、持久力の低下は貧血であるということや、膝や脛、足の甲の痛みなどに対しての知識もある程度持っているので無理をさせません。娘たちも何度か通ったことのあるスポーツ整形外科に自ら行き、指示を仰いできました。

 高1の娘の脛の痛みは「シンスプリント」、足の甲は「疲労骨折」、中1の娘の膝の痛みは「オスグッド病」と診断されました。全てが明確にわかってびっくりです。そして、これらを引き起こしている原因が、スポーツにおける相対的エネルギー不足 (Relative Energy Deficiency in Sport)略してRED-Sだと言われています。成長期の発育に十分なエネルギーが摂取できていない、あるいは、摂取エネルギ―量を超える運動量となっている、ということなのでしょうね。エネルギー不足が体の至るところの成長を阻害し、支障をきたしているということです。

 私はここ数か月の間に、こういったジュニアスリート女性アスリートのための勉強会に参加しています。親の私が正しい知識を得ることで、子どもたちの健康を守り、がんばっているスポーツのパフォーマンスをあげてあげられると思うと、とても嬉しく思います。私は、今でも、子どもの頃にがんばってもがんばってもパフォーマンスが低下したことをとても残念に思っています。残念どころでなく、正直悔しいです。大人に助けてもらいたかった。あの苦しさから救い出してもらいたかった、今でもそう思っています。だから、私の子どもたちには私と同じ思いをさせたくない気持ちでいっぱいなのです

 そういったこともあり、早稲田大学がスポーツ庁の委託を受け、女性アスリートについての研究や情報発信を積極的に行っていることに感謝します。指導者や保護者はもちろん、運動をしている子ども達自身、体の特性について学び、自分の身体を大切に労わりながら、満足の行く競技生活を送ってもらいたいものです。

 📺早稲田大学 女性アスリートのコンディショニングと栄養

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