魔法の言葉

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幼い頃父がプロ野球観戦で
テレビを独占するのを迷惑に思っていた私も
元PLの桑田選手が巨人に入団して以来
プロ野球観戦が大好きだった

ところが長いこと日本を離れていると
チーム名や選手に馴染めず関心はすっかり希薄に

唯一関心をもったのが
DeNAのラミレス監督の人柄
ゲーム運びを見つめる眼差しや雰囲気
その采配に興味を持った

そんなラミレス監督が大事にしているという
魔法の日本語について書かれた記事を読んだ

それは
 「元気?」
 「大丈夫」
 「がんばって」

普段は通訳がつくラミレス監督だが
この言葉だけは日本語で直接選手に伝えるらしい

「元気?」-私はあなたのことを気にかけていますよ
「大丈夫」-私はあなたを信じています。きっとできる。
「がんばって」-私はあなたを応援しています。

言葉の裏にあるたくさんの思い
このシンプルな3つの言葉が
全ての思いを届ける

20数年前の幼馴染と交わした言葉を思い出した
小さな田舎育ちの私たちは
幼い頃から高校を卒業するまで時を共にした
お互いの両親もよく知っている
そんな幼馴染の両親が離婚することになったとき
私は遠くで働いていた彼女を訪ね
一緒に楽しくお茶をした
二人ともただ昔の思い出だけを語って笑った
いつの間にか日が暮れ
ようやくカフェを出て
別れるときになって
私は一言だけ
「がんばって」
と言った
それだけで二人は泣いた

全ての思いを伝えてくれた
「がんばって」
それは確かに魔法の言葉だった

でも言葉自体に魔法なんてないことを
私は知っている
言葉は音の羅列でしかない
そこに魔法を吹き込むのは
発する人の心なのだ

言葉を介してエールを送るラミレス監督の
その温かい心こそが
選手に勇気と力を与え
魔法を生み出しているのだと
私は思っている





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