何度出会っても初めてのようなメッセージ

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朝一番に珍しく母から電話
めったに電話などかけてこない母が
弱弱しい声で

~あんたに言うことじゃないんだけど。。。

そう言ってから
叔母の末期がんが見つかったことを伝えた

~あら、まだ若いのに!

と驚き、年を聞いてまたびっくり。
すでに70だという

考えてみれば
20年くらい叔母と会ってない
それ以前も年に一度会うか会わないかで
母からの電話に
不謹慎にも喪服などの準備を始めなければいけないかも、とか
そんな考えを巡らせていた

私とは違って嫁入り後からの長い付き合いになる母は
まさか自分よりも若い義妹が
しかも健康優良児の彼女が
と、ショックを隠せず
どうしたらいいかわからない、と
力を落としていた
兄である父は大丈夫なのだろうか

電話を切って息をつくと
私の周りに存在するたくさんの人生が
幾千もの長い紐のようになって巡っているように見えた
私の周辺にある紐
遠くにあるが波を描くように私と交わっている紐
いろんな紐が長く長くうねりながら存在している

たくさんの命が存在し
たくさんの人生がある
つい自分だけの人生にフォーカスしがちになるけれど
こんなに近くに
たくさんの命があり
それぞれに人生があり
何らかの形で私と交わっている
たくさん交り合う紐があるからこそ
私の人生が彩り続ける

何だか足元ばかり見て歩いていたな
宇宙まで飛び出して自分を見下ろすと
ちっちゃいけれどしっかり存在している自分が確認できる
つくづく目は映す道具にすぎないんだと気付かされる

サン=テグジュペリの『星の王子さま』に込められた
〝大切なことは目に見えない" what is essential is invisible to the eye
というメッセージは
何歳になっても
まるで初めて知ったような
そんな気付きを私に与え続けてくれている

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